ブランドのすごさ感じた…埼玉・深谷でねぎまつり、大勢の来場者でにぎわう 昨年は大渋滞…今年の駐車場は有料の事前予約制、ねぎのお土産付きで完売 能登への寄付で配布の「福ねぎ」も好評
2025/01/27/09:24
深谷ねぎの魅力を知ってもらおうと、「深谷ねぎまつり」が26日、埼玉県深谷市樫合の深谷グリーンパークアクアパラダイスパティオで開催された。大勢の来場者でにぎわい、ネギ料理や泥付きネギの丸焼き「深谷カルソッツ」などで地元名物の魅力を堪能した。
会場を市内の瀧宮神社から同所に変更した昨年は2万人以上の人が訪れ、会場周辺は大渋滞したため、渋滞対策として会場の駐車場の無料開放を実施せず、有料の事前予約制とした。料金は3300円で、深谷カルソッツ用のねぎ3本、お土産用深谷ねぎ2キロ付きとして完売した。深谷ねぎのイベントを同日に開催した道の駅おかべや深谷テラスパークと会場をつなぐ無料シャトルバスも運行された。
今年は深谷ねぎ料理選手権は実施しなかったが、会場では深谷ねぎに加え、市内外の飲食店40店舗が深谷ねぎを使った料理などを販売。能登半島地震の被災地に100円以上寄付した人には、同神社で祝詞を上げた「福ねぎ」を配布し、好評を集めていた。
茨城県つくば市から訪れ、深谷カルソッツを味わっていた近藤双葉さん(32)、葉月さん(40)姉妹は「ねぎはめっちゃ甘くておいしかった」、祖母の羽富澄江さん(85)も「去年初めて来て、今年も楽しみにしていた。来年もまた来たい」と笑顔を見せた。
農家や飲食店などで組織する実行委員会の戸丸義之実行委員長(45)は「渋滞対策が成功して良かったが、県内外から大勢の人たちが来てくれた。先人たちが守ってきた深谷ねぎのブランドのすごさを改めて感じた」と話した。