埼玉新聞

 

イチゴ「あまりん」を新幹線で輸送 埼玉・行田のイチゴを都内へ 「新鮮な品物を新幹線で届け、地域の魅力を発信」 新幹線輸送は3月にも実施予定

  • あまりんを新幹線に積み込む駅員=24日、熊谷市筑波のJR熊谷駅

    あまりんを新幹線に積み込む駅員=24日、熊谷市筑波のJR熊谷駅

  • あまりんを新幹線に積み込む駅員=24日、熊谷市筑波のJR熊谷駅

 県オリジナル品種のイチゴ「あまりん」が24日、熊谷市筑波のJR熊谷駅から新幹線で輸送され、東京都内で販売された。旅客運行の新幹線を活用して、JR東日本グループが2021年から行っている産地直送事業の一環。あまりんの配送は24年4月以来、2回目の実施となる。

 あまりんは23、24年の2年連続で、県内の生産者が全国いちご選手権で最高金賞に輝いたブランド品種。この日は、行田市の「ベリーズファーム・ハセガワ」が育てた旬のあまりん250グラム入り80パックを、同駅午前11時22分発の上越新幹線上り「たにがわ408号」で輸送した。列車がホームに着くと、駅員らがわずか45秒の停車時間に手際よく車内へ積み込んだ。

 同グループによると、価格は税込み2430円。やや高価だが、JR秋葉原駅で受け取るなどするウェブ予約は、出発前に予定の70パックが完売したという。担当者は「新鮮な品物を新幹線で届け、地域の魅力を発信したい」と話した。あまりんの新幹線輸送は、3月にも行う予定。

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