窒息死だった母親、息子は黙秘中…2人暮らしの一軒家で何が 車にいた息子が不審な言動、異変感じた警官
2022/04/26/00:00
春日部市大場の自宅1階で母親(79)の遺体を放置したとして同居する息子(49)が逮捕された事件で、司法解剖の結果、死因は頸部(けいぶ)圧迫による窒息死だったことが25日、分かった。県警が明らかにした。
県警は、死体遺棄容疑で逮捕した職業不詳の息子を同日午前、同罪でさいたま地検に送検した。
県警によると23日夜、松伏町の路上で警察官が車内にいた息子に職務質問した際に、言動に不審な点があったため、自宅を訪問して1階で倒れている母親を見つけた。母親はあおむけに倒れていて、顔には複数のあざがあったという。遺体は発見時、死後数日以内だったとみられる。息子は母親と2人暮らしだった。
息子は逮捕時の取り調べに黙秘していた。県警は殺人事件も視野に捜査する。