伊勢丹浦和店（さいたま市浦和区）は、2019年以来3年ぶりに同店屋上を活用したビアガーデンを開催している。さいたま市では23日、最高気温が28・0度を観測。4月で最も暑い日となり、利用客らは暑さで乾いた喉を冷たいビールで潤した。

　同店のビアガーデンは夏期の定番となっていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて2019年を最後に開催を見送っていた。今年はアウトドアをコンセプトに身近にキャンプ気分を味わってほしいという思いから、実際にキャンプシーンで使われているテーブルやイスを設置。1組4人で最大40組分用意されているが、今後状況に応じて席数を増やすという。

　1人当たり5千円（大人料金）で串焼きやソーセージなどのバーベキュー料理や、営業時間内であれば無制限でビールやハイボール、ワインなどを楽しむことができる。

　同日午後7時ごろ、会場には久しぶりの開催を待ちわびた常連客で同店の屋上はにぎわった。

　いずれも浦和区に住む男性4人はスポーツジム友達。4人はこれまでもたびたびビアガーデンを利用しており、40代の男性は「こうやってお酒を飲むのも久しぶりでうれしい。今シーズンも可能な限り通いたい」と笑顔。50代の男性は「ジムで汗を流した後に仲間と食事できて楽しい」と語った。

　会場には、伊勢丹浦和店内で購入した食品（アルコール飲料を除く）であれば、持ち込みも可能。雨天時でも専用メニューを楽しむことができる。開催期間は9月末まで、営業時間は各日午後5時～午後9時（最終受け付け午後8時）。