依願退職…生活保護を受けている男女が結婚し、市職員が書類偽造「広い住まいへスムーズに転居できるから」
2022/04/27/00:00
ふじみ野市は26日、市福祉課の50代の主任男性を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。主任は同日付で依願退職した。
市によると、主任は2021年10月、生活保護を受給している60代男性が別の自治体で生活保護を受けている女性と結婚し、男性方で同居することを巡り、受給決定前なのに受給者であるとする夫婦2人世帯の証明書を偽造した。今年2月、薬局から「女性の医療費の支払いが滞っている」と市に連絡があり、偽造証明書が発行されていることが分かった。主任は「生活保護受給者が単身から世帯数が増えた際、受給証明書があれば広い居住施設にスムーズに転居することができるため、手続きを早くさせるためにやった」と話しているという。