埼玉新聞

 

寄付2億円も建設費に!埼玉・三郷の「和泉橋」待望の開通 セレモニーで地元民ら喜び 地域密着の大切な橋

  • 完成した和泉橋を渡る出席者ら(三郷市提供)

 三郷市泉地区内を流れる第二大場川に架かる和泉橋の完成に合わせ、三郷市は26日、開通セレモニーを開催した。

 全長20メートル、幅員8メートルの新橋は、三郷インターA地区土地区画整理事業に伴い施行組合(堀切和喜理事長)が、老朽化した旧橋の架け替えを要望し、市への寄付金2億円を源資に建設された。

 2018年度から第二大場川の護岸整備に合わせて着工し、総工費は約4億5千万円。地元の町会や北中学校に名称を募り、和泉橋と命名した。また、橋の欄干4隅に設置した橋名板の文字は同校生徒が書いたものを採用したという。3月25日から開通している。

 開通セレモニーには、同組合など関係者約50人が出席。出席者全員で橋を渡り、北中生徒による吹奏楽の演奏が催された。

 道路河川課は「地元からの寄付により一緒に造り上げた感がある。地域に密着した橋として大切にしていきたい」と話した。

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