埼玉新聞

 

<高校野球>浦和実、甲子園に向けギアチェンジ 吉報から1週間、より集中して練習「やる気の入り方が違う」 学校全体が祝福モード、OBや卒業生らから祝いの花「事務室がコチョウランですごいことに」

  • 集中した様子で内野ノックを受ける浦和実の選手たち

    集中した様子で内野ノックを受ける浦和実の選手たち=1月31日午後、さいたま市緑区の九里学園大崎総合運動場

  • 集中した様子で内野ノックを受ける浦和実の選手たち

 今春の第97回選抜高校野球大会に初出場する浦和実は1月31日、埼玉県さいたま市緑区の九里学園大崎総合運動場で午後4時半ごろから3時間の放課後練習に励んだ。同24日の選抜選考委員会で受けた春の吉報から1週間。選手たちは気持ちをより一層引き締め、集中した様子で練習に取り組んだ。

 創部以来初の甲子園出場を決めた野球部には、OBや卒業生からたくさんの祝いの花などが届き、学校全体が祝福モードだという。電話やメールなどで300件以上のメッセージを受けたという辻川監督は「事務室がコチョウランですごいことになっている。会う人会う人おめでとうと言ってくれる」とうれしそうに話した。

 三塁手の工藤は学校でクラスメートや先生だけでなく、今まで話したことのなかった生徒からも声をかけられ「やる気の入り方が違う。ギアチェンジして甲子園に向け頑張っていきたい」。ノックでの守備練習後に打撃、筋力トレーニング、ウオーターバッグを用いた体幹トレーニングなどで足元が見えないほど暗くなるまで汗を流し、春に備えた。

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