ふじみ野市霞ケ丘3丁目の団地敷地内で、帰宅途中の女性が後ろから刃物を突き付けられけがを負った事件で、東入間署は11日、傷害容疑で、川越市清水町、無職の女（36）を逮捕した。女は事件発生から約4時間後に出頭した。被害女性と女に面識はなく、同署で詳しい動機を調べている。

　逮捕容疑は11日午前10時25分ごろ、同団地敷地内で、買い物から歩いて帰宅途中の同市、無職女性（76）の後ろから果物ナイフ（刃渡り約13センチ）を突き付け、女性の背中に軽傷を負わせた疑い。

　同署によると、発生直後に女性が大声を出したため、近くにいた男性が駆け付けたところ、女はそのまま逃走した。帰宅した女性から報告を受けた夫が110番。同署員らが現場周辺を警戒していたところ、同日午後2時20分ごろに同市内の交番に出頭した。

　女は調べに対し「人を傷つけてしまった」と供述しているという。