埼玉新聞

 

<新型コロナ>出口はいまだ見えていない…埼玉・秩父の観光地、にぎわい見られず 規制ないGWも不安視

  • 利用客がまばらな川下り乗船場=4月30日午前、長瀞町の岩畳周辺

  • 「横瀬の人形芝居」を中止にし、感染収束を願う保存会の若林新一朗会長=4月26日、横瀬町

 県外への移動や外出自粛が呼びかけられない3年ぶりのゴールデンウイーク(GW)。埼玉県秩父地域の観光事業者たちは、感染対策に気を配りながら、観光客の受け入れ態勢を広げているが、連日の天候不良などが影響し、集客に苦慮する事業者が目立っている。また、毎年GWに開催する数々の伝統行事は感染拡大を懸念し、3年連続の中止が相次いだ。規制解除で人々の日常生活は回復しつつあるが、秩父地域の観光、伝統産業関係者は「コロナ禍の出口はいまだ見えていない」と不安視している。

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