埼玉新聞

 

アサヒロジスティクス、設立70周年祝う 持続可能な物流体制を構築「頼れる物流パートナーに」

  • あいさつするアサヒロジスティクスの横塚元樹社長

    あいさつするアサヒロジスティクスの横塚元樹社長=3日、東京都千代田区の帝国ホテル

  • あいさつするアサヒロジスティクスの横塚元樹社長

 食品物流大手のアサヒロジスティクス(埼玉県さいたま市大宮区)は3日、設立70周年記念感謝の会を東京都内で開いた。取引先や来賓ら約400人が出席し、食生活を支える物流インフラ企業として成長を続ける同社を祝った。

 横塚元樹社長は2013年、4代目の社長に就任。これまでの約10年について、(1)関東圏外への進出(2)人材育成体制の拡充(3)既存事業の充実―の3点を挙げ、働く環境の整備や仕組み作りに注力したと振り返った。

 今後の展開については、「東日本に加えて中部・関西も含めたエリアの拡大を図り、引き続き機能や体制を整えながら『頼れる物流パートナー』を目指し、持続可能な物流体制の構築をしっかりとやっていきたい」と決意を述べた。

 来賓の川野幸夫ヤオコー会長は「お付き合いは40年前から。食品スーパーチェーンにとって物流は欠かすことができない大切な機能。経営戦略上でも重要な位置を占め、生鮮食品の鮮度管理など信頼し任せている。70年間着実に発展されたことに敬意を表すとともに今後も一緒になって社会のために発展していただきたい」と祝辞を述べた。

 同社は1955年、旭運輸を設立。温度管理された食品輸送を強みとし、85年に食品総合物流業へ参入。2001年に現社名の「アサヒロジスティクス」に変更。東日本エリアの共配ネットワーク体制の充実を図り、人材教育にも力を入れている。

 現在、北海道から兵庫県まで全国65カ所の物流拠点を構え、連結売上高は約600億円、社員7600人、配送車両1650台の規模を誇る。

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