埼玉新聞

 

焼き立て熱々を頬張る 「格別においしい」…熊谷で焼き芋体験会 親子で参加の娘、口を大きく開け催促

  • 熱々の焼き芋を頬張る親子たち

    熱々の焼き芋を頬張る親子たち=熊谷市板井の江南総合公園

  • 熱々の焼き芋を頬張る親子たち

 熊谷市板井の江南総合公園で、「焼き芋体験会」が開かれ、親子22組が参加した。市地域子育て支援拠点「くまっぺ広場第2」(NPO法人子育てネットくまがや運営)が昨年から定期的に「公園で遊ぼう」をテーマに実施している企画の一環。参加した親子らは熱々のイモを頬張っていた。

 焼き芋体験会は同公園の指定管理者であるNPO法人「グリーンアップ熊谷」の高橋哲男代表の協力を得て実現。焼き芋用のドラム缶で、紅はるか60本を焼き上げた。

 前日にふかして下ごしらえをしたイモを、参加した子どもたちが一つ一つぬれた新聞紙で巻いてからアルミホイルで包み、公園の枯れ木を燃やした火の中へと入れた。

 スタッフの佐藤久美子さん(42)によると、炎を間近で見る機会のない子どもたちは、じーっと不思議そうに見ていたという。転勤族だと話す宮本比可里さん(29)は娘の衣知花ちゃん(3)と参加。「家ではふかして食べていますが、焼き立てのおイモは格別においしい」とにっこりほほ笑んだ。土澤綾乃さん(39)と11カ月の結月ちゃんは、熱々のイモを冷ましながら「娘は大きな口を開けておイモを催促してきた。生後2カ月からくまっぺ広場を利用し、週5回通っている。先生方が、優しく娘の成長を見守ってくれてありがたい」と感謝した。

 代表の大崎幸恵さん(59)は、「親子でさまざまな体験をしてほしい。次の公園で遊ぼうは、2月8日に妻沼運動公園で企画しています。ぜひ遊びに来てください」と話している。

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