埼玉新聞

 

乃木坂46やAKB48の歌詞、力強い墨で屏風に 大宮で書道家・金田石城氏が描く「秋元康の詩の宇宙展」

  • 屏風に描かれた書の前でオープニングのテープカットをする金田石城氏(中央)ら=2日、さいたま市大宮区のレイボックホール

 さいたま市在住の書道家・金田石城氏が描く「秋元康の詩の宇宙展」(同展実行委員会主催)が2日、さいたま市大宮区のレイボックホール(さいたま市民会館おおみや)で始まった。8日まで。

 同展は、作詞家・秋元康氏の乃木坂46など坂道グループの楽曲を収録した歌詞集「こんなに美しい月の夜を君は知らない」(幻冬舎)の発売を記念し、都内に続き2回目の開催となる。会場には、欅坂46「不協和音」、AKB48「365日の紙飛行機」などの歌詞を力強い墨で屏風に描いた全7作品を展示。乃木坂46「君の名は希望」は8曲の金びょうぶで仕上げた大作となっている。また金田氏の個展も同時開催され、販売も行っている。

 金田氏は「秋元さんの歌詞には人間に対する生きざまへの深い哲学が見え、言葉と言葉の行間に独特の響きがある。誰も踏み込むことができない宇宙を描き出している」と話す。同展の沼尾幸一実行委員長は「地元大宮の真新しい素晴らしい会場で展示が実現しうれしい。歌詞が持つ言葉力を書で感じてほしい」と来場を呼びかけている。

 午前10時~午後6時。入場無料。詳しくは、金田石城氏のホームページ。

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