3日午後11時20分ごろ、吉川市吉川団地の集合住宅の一室で、職業不詳の女性（40）が倒れているのを長女が発見し、110番した。女性は搬送先の病院で死亡が確認された。司法解剖した結果、女性の死因が窒息死だったことや現場の状況などから県警は4日、殺人事件と断定し、吉川署に50人態勢の特別捜査班を設置した。

　捜査1課によると、現場は女性と同じ集合住宅に住む知人男性宅内。外出したまま帰宅しない女性を心配した長女が捜していて男性方の玄関先で倒れている女性を見つけた。女性は発見時、黒の長袖シャツと黒のズボンを着用していた。着衣に目立った乱れはなく、刺し傷や切り傷などもなかった。

　女性は2人の子供と3人暮らしで男性とは友人関係だった。3日当日から連絡が取れなくなっていたという。

　県警はこの男性ら関係者から事情を聴くなどして、女性が殺害された経緯を詳しく調べる。