6日午前11時7分ごろ、深谷市上野台の市道で、50～70代くらいの自転車運転中の男性が普通乗用車にはねられた。男性は胸を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。深谷署は自動車運転処罰法違反（過失致傷）の疑いで、車を運転していた深谷市上野台の自称無職の男（53）を現行犯逮捕。容疑を同法違反（過失致死）に切り替え、事故原因を調べる。

　同署によると、現場は片側2車線で信号機も横断歩道もない直線道路だという。男の運転する車が、熊谷方面から本庄方面へ進行中、左車線に渋滞する車列の間から現れた男性と衝突。付近を通行していた女性から「乗用車と男性が衝突した。男性が頭から血を流して倒れている」と110番があった。

　男は「事故を起こしてしまった」と容疑を認めているという。同署は詳しい事故原因のほか、男性の身元を含め調べている。