伊奈町の町制施行記念公園で、バラが咲き始め、訪れる人の目を和ませている。7日から「バラまつり」も始まる。

　毎年400種5千株以上が色とりどりの花をつける同公園。祭りは新型コロナウイルスの影響で一昨年は中止、昨年は小規模に行った。今年は和太鼓演舞やダンスパフォーマンスなど土日のイベントも復活。町の特産品も販売する。

　町都市計画課によると、今年は新たに「マチネ」「マカロンピンク」など6品種を植樹。十五夜のような黄色い「伊奈の月」や真紅の大輪「イナローズ」、ピンクが鮮やかな「イナ姫」といった町オリジナル品種も咲き始めた。15日前後に見頃を迎えそう。

　10年ぶりに訪れたという蕨市の女性（75）は「素晴らしいバラばかり。香りにも癒やされて幸せな気分。写真をたくさん撮りました」と話した。

　バラ園の入場料は350円（18歳以下、障害者など無料）。午前9時～午後5時。5月の土・日曜は午前7時～午後6時。