埼玉新聞

 

【J1浦和】原口、背番号9に「気持ちが高ぶる」 Jリーグ開幕イベント 開幕戦は敵地で神戸と

  • Jリーグ開幕イベントに出席した原口(下段中央)=10日午後、都内

    Jリーグ開幕イベントに出席した原口(下段中央)=10日午後、都内

  • Jリーグ開幕イベントに出席した原口(下段中央)=10日午後、都内

 浦和のMF原口は10日、都内で行われた「Jリーグ開幕イベント」に出席した。現行のシーズン制で行う最後の年となるJ1リーグは14日に開幕し、浦和は15日に敵地で神戸と対戦する。

 昨シーズン途中に浦和に復帰した原口は日本での開幕戦は11年ぶりになる。「どちらかと言ったらすごく冷静。楽しみな気持ちもあるけど、どうやったら神戸を倒せるかばかりを考えている」と気持ちを抑えながら静かに闘志を燃やした。

 第1部のトークセッションでは「気持ち」を大事にすると話した。「長いシーズン、いい時も悪い時もある。苦しい時にチームを引っ張っていけるか。苦しい時間帯に自分が気持ちを持ってプレーすることで勝利を手繰り寄せていきたい」と表情を引き締めた。

 Jリーグの野々村チェアマンは、試合の中で実際にボールが動いている時間を表すアクチュアル・プレーイングタイムを意識すると強調。「見ているお客さまにとって、もう少し長く(プレーを)見せていこうと」と世界標準を見据えた変化を審判と選手に要望した。

■勝負決める仕事を/原口

 時折見せる笑顔もあったが、鋭い目つきの奥には神戸戦に向けての闘志がみなぎっていた。難しい相手と認めつつ「必ず(勝利の)チャンスはあると思うので、僕自身も結果を残せるように勝負を決められる仕事ができれば」と見定めた。

 昨シーズンはマイナス要素が起きた時にチームがバラバラになることもあった。「ネガティブなことが起きても、一つのチームとして機能する戦いをすることが連勝することより大切なことかなと思う」と強調した。

 主将にはユースの後輩関根が就任し、自身はキャプテングループの一人として支える。「(関根は)彼なりにチームを引っ張っていくと思う。僕もキャプテンのつもりでやっていきたい」とチームの中心としての責任感は変わらない。

 今季から背負うことになった背番号9番には自らプレッシャーを課すために選択。「気持ちが高ぶるし、9で結果を残したら他の番号で結果を残すよりも価値がある」と浦和のエースナンバーを認識し、それに恥じないプレーをするつもりだ。

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