埼玉新聞

 

埼玉9、10、13区は公募を断念 次期衆院選で自民県連 党本部から「強い要請」 昨年の衆院選で落選した3氏が続投の見込み 5、6区は引き続き選考

  • 衆院選県内小選挙区、9・10・13区

    衆院選県内小選挙区、9・10・13区

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 自民党県連の小谷野五雄幹事長が10日、さいたま市内で会見し、昨年12月に行った次期衆院選の公認候補予定者となる県内5小選挙区の支部長の公募について、9、10、13区の公募を断念したと発表した。昨年10月の衆院選で落選した9区の大塚拓氏(51)、10区の山口晋氏(41)、13区の三ツ林裕巳氏(69)が続投する見込み。

 小谷野幹事長によると、決定権を持つ党本部は惜敗率を重視する考えで、小谷野幹事長は「強い要請が12月にあった。はっきりとはしていないが、党本部が言うにはそういう形(続投)になる。考え方がかみ合わなかった」と述べた。5、6区は引き続き選考を行う。

 党派閥裏金事件の問題で非公認や比例重複不可となった候補について、小谷野幹事長は「みそぎは済んでいない。涙をのんだ方が選ばれるにしても、失った信頼を回復するために自分の政策を訴えていくことが重要。しっかりとした政治信条、政策立案能力の素晴らしい人を上げて、埼玉の発展に寄与していただくことが大事」と公募の意義を強調した。

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