営業停止なのに運転代行を実施…男を逮捕 乗客乗せ、電柱に衝突する事故起こすも警察に報告せず 「通報すれば処分中の営業ばれると思った」と話す56歳 運転代行業務法違反の逮捕は埼玉県内で初
2025/02/13/09:35
埼玉県警本庄署は12日、自動車運転代行業務適正化法違反(営業停止命令違反)と道交法違反(安全運転義務・事故不申告)の疑いで、上里町七本木、自動車運転代行業の男(56)を逮捕した。
逮捕容疑は、県公安委員会から自動車運転代行業の営業停止命令を受けていた2023年2月24日、本庄市で乗客を乗車させた代行運転車を運転し従業員に随伴車を運転させる運転代行を実施。代行車を電柱に衝突させる事故を起こしたが、警察に報告しなかった疑い。
同署によると、男は自動車運転代行業で届け出た車が代行業の保険に未加入だったとして、23年2月14日から約1カ月間、業務停止命令を受けていた。保険会社から事故の連絡を受け、同署が調べていた。
男は「警察に通報すれば営業停止処分中の営業がばれると思った」と供述しているという。運転代行業務法違反の逮捕は県内初という。