埼玉新聞

 

【J1浦和】’25開幕へ(上)新戦力の効果 攻撃強化へ陣容整う 「全員戦力」19年ぶり栄冠を

  • スコルジャ監督のサッカーとの相性が良さそうな新戦力のサビオ=1月28日、沖縄県中城村吉の浦公園ごさまる陸上競技場

    スコルジャ監督のサッカーとの相性が良さそうな新戦力のサビオ=1月28日、沖縄県中城村吉の浦公園ごさまる陸上競技場

  • スコルジャ監督のサッカーとの相性が良さそうな新戦力のサビオ=1月28日、沖縄県中城村吉の浦公園ごさまる陸上競技場

 J1は14日に今シーズンの開幕を迎え、浦和は15日に敵地で神戸と対戦する。昨季は主力の流出や監督交代もあり、不安定なシーズンとなった。今季は昨季途中から再就任したスコルジャ監督指揮の下、リーグ、YBCルヴァン・カップ、天皇杯と6月に開幕するクラブワールドカップ(W杯)に出場する。強固な守備力の復活に攻撃力の強化へ。意気軒高で19年ぶりの栄冠を見据える。

 新戦力は期限付き移籍からの復帰組を含め11人。手薄だった最終ラインにはブラジル出身のボザを獲得した。堀之内スポーツダイレクターは今後の補強に含みを持たせていたが、開幕へ向け取りあえずは陣容を整えた。

 昨季Jリーグ優秀選手のMFサビオと松本の2人に注目が集まる。共に献身的な働きができ、ハイプレスを行うスコルジャサッカーとの相性は良いだろう。サビオは「自分が得意としている前向きでプレーしてゴールを目指すサッカーが生かせる」と守備からの攻撃にやりやすさを感じている。

 フォーメーションの核になりそうなのが、トップ下を務めそうな松本の流動性。運動量が武器の背番号6は、自ら裏に抜け出すこともでき、左のサビオ、ボランチの渡辺ともポジションチェンジをすることができる。それにより攻撃のバリエーションは多彩になるだろう。

 ベルギー1部のコルトレイクから獲得した金子も主力を担う。右サイドからのチャンスメークを得意とするドリブラーは「(スコルジャ監督から)ドリブルで仕掛けてくれと言われている。自由にやらせてくれている」と話す。関根、渡辺とつくる右サイドを浦和のストロングポイントにしたい。

 浦和ユース出身のFW長倉の得点能力にも期待がかかる。チアゴサンタナとのスタメン争いを繰り広げるが、タイプの違うストライカーとして面白い。ポストプレーのチアゴサンタナに対して、長倉はスピードを生かした裏抜けが得意。昨季、新潟で公式戦11ゴールを挙げた得点力を発揮したい。

 沖縄キャンプ終盤に合流したDFボザはコンディションが上がってくれば頼もしい存在となる。センターバックとサイドバックでプレーが可能。ボザは「空中戦とビルドアップ、インターセプトにスピードもある」と自己評価。堅守復活の鍵を握る。

 期限付き移籍から復帰したDF荻原は左サイドバックのスタメンを狙い、MF早川はボールさばきのうまさを生かせるボランチに挑戦している。新戦力が既存戦力と高いレベルで競争し、「全員戦力」となりシーズンを戦い抜きたい。

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