埼玉新聞

 

国交相、八潮の陥没現場を初視察 上下水道、老朽化対策を検討

  •  埼玉県八潮市役所で、中野国交相(左)に要望書を手渡した大野元裕知事=15日午後

     埼玉県八潮市役所で、中野国交相(左)に要望書を手渡した大野元裕知事=15日午後

  •  埼玉県八潮市役所で、中野国交相(左)に要望書を手渡した大野元裕知事=15日午後

 中野洋昌国土交通相は15日、下水道管の腐食が原因とみられる埼玉県八潮市の道路陥没事故の現場を初めて視察した。上下水道管の老朽化は全国的に進んでおり、対策の検討につなげたい考えだ。視察後、報道陣の取材に「国民の安心、安全を確保するため、必要な対策をしっかりと実施する」と述べた。

 埼玉県の大野元裕知事との意見交換も実施。大野氏は、事故の復旧に向けた技術・財政支援や、老朽化対策を全国的に進めるための予算の確保などを国に求める要望書を中野氏に渡した。

 国交省は、事故現場と同様の大型下水道管を管理する7都府県に緊急点検を要請。埼玉県の3カ所で腐食などの異常が確認された。

ツイート シェア シェア