【J2大宮】藤井弾で劇的勝利 山形を2―1で下す 終了間際にこぼれ球を蹴り込む レッドブル体制の初陣飾る
(第1節第1日、15日・NACK5スタジアム大宮ほか)
J2は7試合が行われ、J3から復帰した大宮は山形に2―1で競り勝った。大宮は後半7分に浜田のゴールで先制。1―1の同追加タイムに途中出場の藤井が決勝点を挙げた。
戦評…強度のある守備で粘り強く戦った大宮が、山形を2―1で下した。
大宮は守勢に回った前半をスコアレスで折り返すと、後半に左CKから2得点を奪った。同7分、小島のCKを浜田が頭で合わせて先制。同点に追い付かれた同追加タイムには谷内田のCKを浦上がシュート。相手GKに阻まれたこぼれ球をニアサイドの藤井が左足で合わせて勝ち越した。
■仕事果たしたストライカー/藤井
1―1の後半追加タイムに勝ち越しゴールで観客を沸かせた。谷内田の左CKにニアで構えると、ゴール前のこぼれ球を押し込んだ。「泥くさいゴールではあったが、ストライカーとして勝利に導く仕事が果たせた」とうなずいた。
プロ2年目の23歳。開幕はベンチスタートとなったが、前半42分という早い時間に出場機会が訪れた。「苦しい状況でも一度はチャンスが来る。自分のやるべきことを続けた結果が目の前に転がってきたボールにつながった」と誇らしかった。
■昇格へ、弾みの一歩
新生“RB大宮”が劇的勝利で初陣を飾った。注目の一戦に足を運んだ観客は、大宮のJ2ホーム開催で最多の1万3418人。長沢監督は「サポーターに勝たせてもらった試合。厳しいJ3で手に入れたものにレスポンスできた」と振り返った。
序盤は開幕戦ならではの硬さがあった。連係の乱れから守勢に回る時間が増加。それでもCB浜田を中心に空中戦や裏抜けに対応した。浜田は「相手の特長に合わせて守り、良さを消せた」と前半のシュートは3本に抑え、決定機を与えなかった。
後半は開幕に向け準備したセットプレーから2得点を奪った。同7分、浜田が「サインプレーをチームで共有し、それぞれの役割を果たした」と先制ゴール。1―1の試合終了間際に藤井が左CKから勝ち越しのゴールネットを揺らした。
選手たちは開幕勝利に安堵(あんど)の表情を浮かべた一方、攻撃への課題を口にした。計13本放ったシュートには決定機も多数。ガブリエウは「もっと伸ばす点、修正する点は多い。地に足を着けて冷静に考えたい」と余韻に浸る様子はない。
昨季J2で4位の山形を下して、J1昇格を待ち望むサポーターの期待はより一層高まった。主将のガブリエウは「チームはなによりも昇格を狙っている。自分たちを勇気付けるいいスタートが切れた」と、この勝利を快進撃の弾みとする。