埼玉新聞

 

「珍しい」と客ら驚き 清和学園高・調理科の2年生が開発、製造 オリジナルレシピのチョコ 材料に越生特産の梅、ユズを使用し考案 丸広川越店などで限定販売

  • 店頭でチョコレートを販売する清和学園高校の生徒ら

    店頭でチョコレートを販売する清和学園高校の生徒ら=10日、川越市の丸広百貨店川越店

  • 店頭でチョコレートを販売する清和学園高校の生徒ら

 バレンタイン商戦に合わせ、越生町の通信制高校「清和学園高校」(一川高一理事長)は10日、調理科2年生の生徒が開発・製造したオリジナルレシピのチョコレートを丸広百貨店川越店で店頭販売した。

 取り組みは、専門学校と産業界が地域産業の持続可能な人材育成システムを構築する「マイスター・ハイスクール」(文部科学省)の一環。「清和チョコレートプロジェクト2025」と題して昨年9月から始動した。

 材料に同町特産の梅、ユズを使用したレシピをグループごとに考案。審査会を経て、選ばれた3グループの作品が、同店など4カ所で計600個(数量限定)販売された。商品名はオリジナルボンボンショコラ「清和学園高校~至福のひととき~」に決まった。

 店頭で販売した内田雅人さん(17)は「お客さまに商品を説明すると梅とチョコレートの組み合わせは珍しいと驚いていた。とてもおいしいので、多くの人に味わってほしい」と呼びかけた。同校教員の宇都絢美さんは「どのような商品がお客さまに喜ばれ、どのようなポスターが目に留まるのか。販売に至るまでの校外の人との関わりなど、このプロジェクトを通して生徒たちは自発的に行動する大切さを身に付けられたはず」と振り返った。

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