川口市は23日、児童手当などを誤って少なく支給するミスがあった、と発表した。
2011年から21年までの10年間にわたり、26世帯について計442万5260円を誤って少なく支給していた。このうち、最大額は60万円。市は誤支給の原因について「所得額を誤って計算し、手当額の算定を行っていたため」としている。442万円のうち284万円は時効となる部分だが、時効分は損害賠償として支給するという。所得判定に関わるシステムの設定ミスが原因で、今後は委託業者任せにせずに、市職員が自ら精査できるよう努めるとしている。