花園アウトレット今秋オープンへ 今月29日は隣接する「深谷テラス」開業、年間30万人の集客へ
深谷市黒田に野菜の魅力を体験できる複合型施設「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」が29日、開業する。体験農園やマルシェ、レストラン、野菜教室を備えたキユーピー(本社・東京都渋谷区)の施設で、23日にメディア向け内覧会が行われた。
複合型施設は、深谷市が農業と観光の振興を目的の一つに進めている「花園インターチェンジ(IC)拠点整備プロジェクト」の一環として公共ゾーンに整備。敷地面積は約1万7600平方メートルで、年間30万人の来場者を目指す。深谷ベジタブルコミュニケーションが運営する。同プロジェクトの核となるアウトレットモールは、今年秋の開業を目指し工事が進んでいる。
体験農園の面積は6千平方メートル。現在、ジャガイモやニンジン、ケールなど30種類以上の野菜が植えられ、年間で100種類ほどを栽培していく。まず、ガイドスタッフと園内を歩き、野菜が育つ様子などを見学した後、旬野菜2~3種類を収穫し、おいしい食べ方もアドバイスしていく。
「マルシェ」では深谷産や近隣農家が育てた旬の野菜や果物が一堂に並び、ドレッシングなどの加工品も購入できる。販売スタッフが一番おいしい食べ方や無駄なく使いきる方法も案内する。
「レストラン」では、新鮮な野菜を主役にし、その都度メニューを考えるためグランドメニューがないのが特徴だ。席は現在80席だが、今後130~140席になる。触って食べて五感で学ぶ「野菜教室」も不定期で開いていくが、当面は開催を見合わせるという。
休みは不定休。営業時間は、開閉門が平日午前9時~午後7時半、土・日曜祝日が午後8時半。マルシェは平日が午前11時~午後7時、土・日曜祝日が同8時。レストランは午前11時~午後6時、ラストオーダーは午後5時半。状況によって変更になる場合もある。農園体験は事前の予約が必要で、費用は1人1500~2千円前後。
問い合わせは、同ファーム(電話048・580・7550)へ。