世界大会優勝のチアダンスチームが演技披露 桶川で春のふれあいフェスタ、世界一のダンスに会場沸く
「2019おけがわ春のふれあいフェスタ」が12日、桶川市内で開かれ、駅西口公園では模擬店や野外ステージが、市民ホールではキッズダンスや講演会などが催された。4、5日に米国フロリダ州オーランドで開かれた「The Dance SUMMIT 2019」のジュニア・ポム スモール部門で優勝したチアダンスチーム「PINK DIAMONDS GLANZ(グランツ)」も登場。中学生を中心にした13人のメンバーが世界一に輝いたダンスを披露し、会場を沸かせた。
今年で10回目を迎えたフェスタでは、60以上の団体がブースを出店。地元野菜、バザー品の販売や綿あめ、ポップコーン、とん汁などの模擬店でにぎわった。また車いす、アイマスク、点字などの体験やスポーツ輪投げ、子ども向けの遊びコーナーなど設けられ、大人も子どももさまざまな楽しみ方で春の一日を過ごした。
「下日出谷餅つき踊り保存会」は、市無形民俗文化財に指定されている「下日出谷餅つき踊り」を披露し、つきたての餅を400人以上にふるまった。収益金は日本赤十字社を通じて東日本大震災の復興支援に寄付するという。同会相談役の関根章さん(88)は「300年以上続く餅つき踊りを皆に見てもらい、おいしい餅を食べてもらえればうれしい」と話していた。
市民ホールでは「東京2020パラリンピックに向けて~リオの挫折を糧に~」と題して、リオ・パラ五輪競泳の日本代表池あいりさんが講演した。
現在のメンバーでの活動はこれで最後となるというチアダンスチームのGLANZ。演技終了後には、小野克典市長から世界1位を祝って花束が贈呈された。高校生となり、活動を終える下田瑚都さん(15)は「夢のまた夢と思っていた優勝。チーム一丸となって練習してきてよかった。最後の締めくくりとして良い結果で終われた」と満足そうに話した。高校ではジャズダンスに挑戦するという。同じく加藤里乃さん(15)も「世界一はすごくうれしい。1年間で一番いい演技ができた。高校に行って少しダンスからは離れても大学でまたチアをやりたい」と語った。