埼玉新聞

 

市民の足守るため…路線バスとタクシーに緊急支援金を給付へ 戸田市、個人タクシー含む計170台が対象

  • 戸田市役所=戸田市上戸田

 戸田市は27日、市民の足を守る緊急支援として、市内の公共交通を担う市内の路線バスとタクシーに対し、バスは1台当たり10万円、タクシーは1台5万円の支援金を給付すると発表した。

 市内を走る路線バスは国際興業1社で、80台。タクシーは4社と個人タクシーを合わせて90台が対象。6月議会に提出する補正予算案で1250万円を計上した。菅原文仁市長がこの日の定例記者会見で明らかにした。

 市は「市内のバスやタクシーなど公共交通事業者が、コロナ禍で客足が減ったことに加え、ウクライナ危機による燃料代値上げダブルショックの打撃を受けていることを配慮した措置」と説明している。

 バスは1台が年間に6万キロ走行し、燃費(1リットル当たりの走行距離)は3キロ、年間で20万円の燃料代負担増となり、その半分を補助することにしたという。タクシーの燃費はリッター当たり6キロとして計算したという。

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