埼玉新聞

 

窒息死させられた女性、男の部屋に 「覚えていない」と言っていた男、実家クローゼットで死亡していた

  • 40歳女性殺害容疑で死亡の男を書類送検=吉川市

 5月、吉川市吉川団地の集合住宅の一室で、事務員の女性(40)が死亡しているのが見つかった事件で、吉川署特別捜査班は1日、殺人容疑で事件後に死亡した無職の男(44)を書類送検した。現場は男の部屋で女性は同じ集合住宅に住んでいた。男は自殺したとみられる。

 書類送検容疑は5月3日午前4時ごろ、自宅で女性の首を圧迫し、窒息死させた疑い。ひも状のもので殺害したとみられる。女性は玄関付近に倒れていた。県警は事件後に男を複数回任意聴取していたが「覚えていない」などと犯行を否認していたという。

 男と女性は数年前に知り合ったとみられ、県警によると、近所の住民が事件の直前に2人が言い争うような声を聞いていて、交際を巡るトラブルがあったとみて調べていた。

 男は同30日、吉川市の実家のクローゼット内で死亡しているのが見つかった。死因は縊死(いし)で、遺体付近には遺書があったという。

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