夫妻を逮捕、離婚問題を抱える男性から現金詐取の疑い…夫が弁護士装う 訴訟が進まず発覚/県警
2019/05/16/00:00
弁護士を装って訴訟費用名目で現金をだまし取ったとして、県警捜査2課と春日部署は15日、詐欺の疑いで、春日部市一ノ割3丁目、無職の夫(58)と、韓国籍で無職の妻(54)を逮捕した。
逮捕容疑は2013年8月29日、弁護士と偽り、離婚問題を抱える静岡県沼津市の会社員男性(51)に、「慰謝料請求などの裁判手続きに入る」「裁判所への供託金は180万円です」などと虚偽のメールを送信し、自分名義の銀行口座に183万円を振り込ませてだまし取った疑い。
同課によると、夫と男性は、男性の姉を通じて知り合い、県内で面会し、架空の法律事務所名や弁護士と記載した名刺を渡して信用させていた。妻も男性と会っていた。
訴訟が進まないことを不審に思った男性が夫の弁護士登録を確認してだまされたことに気付き、15年2月ごろ、春日部署に相談した。訴訟は実際に提起されていないという。
県警は共犯事件として認否を明らかにしていない。