埼玉新聞

 

新コーヒースタンド、宝登山道沿いにオープン 抽出こだわり8時間超 オーナー「宝登山道ヒルズ作りたい」

  • オシャレな外観が特徴の「HODOSANDO COFFEE STAND」を紹介する石森理嗣オーナー=5月31日午前、長瀞町長瀞

 秩父鉄道長瀞駅から宝登山神社へ続く宝登山道沿いに、コーヒースタンド「HODOSANDO COFFEE STAND」(長瀞町長瀞)が5月末にオープンした。同店オーナーの石森理嗣さん(39)が「テークアウトしたコーヒーを片手に、長瀞散策を楽しんでもらいたい」と、町の補助金を活用して開業した。

 コーヒーは、毎日ばい煎した新鮮な豆を使い一杯一杯丁寧にドリップ。8時間以上かけて抽出したコールドブリュー(税込み500円)やシングルオリジンコーヒー(同480円)のほか、スティーブンスミスティーメーカーの紅茶(同500円)なども提供する。今後はフードや期間限定メニュー、子ども向けの飲み物なども充実させていく予定。

 同店は、地域の若者で構成する観光創造グループ「地域観光ラボ」のメンバーが協力。町が所有する無料休憩所のスペース一部を間借りし、DIYでコンテナハウスを建てた。開業費は、地域活性化およびコロナ禍における新規事業チャレンジを町がサポートする「スタートアップ支援事業補助金」を活用した。

 石森さんは「観光客や地元客が気軽に集えるように、オシャレな外観にこだわった。今後も地域観光ラボのメンバーと協力しながら町を活性化し、『宝登山道ヒルズ』を作りたい」と話していた。

 「HODOSANDO COFFEE STAND」の営業時間は午前10時から午後5時。シーズンに合わせて時間変更する。

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