埼玉新聞

 

ガラス割れ中学生けが 女性骨折やトタン屋根飛散、足場倒壊も 県内各地で強風、ひょう被害

  • 埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 県は3日に発生した強風や大雨、ひょうによる被害をまとめた。川口市では82歳女性がマンションの外階段で風にあおられて転倒、右腕を骨折する中等症のけがを負ったほか、4人が打撲などの軽傷を負った。

 県災害対策課のまとめによると、降雨量は久喜が17・0ミリ、飯能が16・0ミリ、浦山(秩父市)が15・0ミリ、越谷、寄居が11・5ミリ、所沢が8・5ミリ、さいたまが7・5ミリなど。県内の最大風速は所沢や熊谷で7メートルを観測した。

 春日部市では小学校3校、中学校3校の計6校で強風により窓ガラスが割れた。うち春日部中学校では男子生徒1人がガラス片で左足にけがを負い、緊急搬送された。

 草加市では強風で建物に設置された足場が倒壊。寄居町ではトタン屋根が飛散する被害があった。ひょうによる被害は、宮代町で住宅1戸、春日部市で県営住宅3戸の窓ガラスが破損した。いずれもけが人はいない。

 午後4時25分ごろに県南東部に大雨警報が発表されたが、午後5時45分ごろに解除された。川口市、加須市では強風で木が倒れて道路をふさいだが、いずれも解消されたという。

ツイート シェア シェア