埼玉新聞

 

鮮度は抜群!刺し身の食べ放題ぜひ “海なし県”埼玉に豊洲から魚を直送、川越の市場に「漁港食堂」オープン マグロの解体ショーも実施 川越観光の選択肢へと期待

  • 刺し身食べ放題を楽しむ利用客ら

    刺し身食べ放題を楽しむ利用客ら=川越市大袋の漁港食堂

  • 刺し身食べ放題を楽しむ利用客ら

 川越市大袋の川越総合地方卸売市場内にある「生鮮漁港川越」は今月から、刺し身の食べ放題を提供する「漁港食堂」をオープンした。

 食堂ではマグロの解体ショーなども実施。魚は東京の豊洲市場で早朝に買い付け、鮮度の良い魚を食べてもらおうと食堂を開設した。

 食堂は川越で地域活性化に取り組む地元企業「TKM」と協力し、約半年前から準備を進めた。市場が観光地になれば、川越観光の選択肢が増える。そんな思いも開店の後押しとなった。

 運営する古賀商店執行役員の大畑孝雄常務は「魚の価格も高騰して、口にする機会が減っている。海なし県と呼ばれる埼玉だが、豊洲から直送で魚の鮮度は抜群なので、ぜひ食べに来てほしい」と呼びかけている。

 開業に協力したTKMの森貴史営業部長は「肉と違って、解体の様子が見られる魚は食育という部分でも接しやすい。観光を見越して引き続き連携していく」と述べた。

 食堂の営業時間は午前10時半~午後3時(入場は午後2時まで)、午前9時から受け付け。60分間刺し身食べ放題で、価格は平日大人2750円、4~12歳1980円、土日祝大人3300円、4~12歳2420円(0~3歳は無料)。ドリンクは別料金。

 問い合わせは、同食堂(電話049・257・8255)へ。

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