<サッカー女子>三菱重工浦和、皇后杯Vを市長に報告 感謝述べ、決意新た「WEリーグでもタイトルを」
2025/03/01/09:51
サッカーの第46回皇后杯全日本女子選手権で、1―1からのPK戦を制し3大会ぶり2度目の頂点に立った三菱重工浦和の選手らが2月28日、さいたま市役所を訪れ、清水勇人市長に優勝を報告した。市役所のロビーでは市民や職員が出迎え、主将の柴田華絵は感謝の言葉を述べつつ、「WEリーグが再開するので、またタイトルを取って、さいたま市を盛り上げたい」と決意を新たにした。
他に訪れたのは楠瀬直木監督、池田咲紀子(さいたま市緑区出身)ら。清水市長はタイトル獲得をたたえ「女子サッカー選手や市民にとっての希望であり続けてほしい」と言葉を贈った。
前回大会決勝はPK戦に泣いたが今回はPK戦で笑った。主役はGK池田。新潟の3人目を止めると、最後は自身が蹴り込んだ。楠瀬監督からも称賛された池田は「1本止めれば勝利に近づく。分析データも頭にはあったが、最後は自分の直感を信じた」と冷静だったという。柴田は「1試合ずつ、みんなで戦った結果。去年の悔しい思いもあり、その分うれしかった」と笑顔を見せた。
1日からWEリーグ後半戦が始まり、首位と勝ち点差1の3位につける浦和は3日に千葉と対戦する(18時・浦和駒場スタジアム)。柴田は3連覇に向け、「負けを引き分けに、引き分けを勝ちにもっていく粘り強さが大事」と力を込め、池田も「前半戦の結果には全員が危機感を持っている。挑戦者の気持ちで謙虚に戦う」と表情を引き締めた。