埼玉新聞

 

恵みの雨で華やかに アジサイ1万6千株、見頃迎える 幸手・権現堂桜堤で3年ぶりあじさいまつり

  • 鮮やかに色づいた色とりどりのあじさいを撮影する観光客ら

 幸手市の権現堂桜堤で3年ぶりに「あじさいまつり」が開催され、見頃となった色とりどりのアジサイを見に訪れた観光客の目を楽しませている。

 同園には、100種1万6千株のアジサイが植栽され、今月上旬から開花が始まった。公園を管理する同保存会によると、人気が高い約3千株あるアナベルは今月中旬くらいが見頃。今年は雨が多かったため、昨年に比べ花つきが良いという。まつりの中止により昨年と一昨年は利用ができなかった大型駐車場が開放されたことで1日約3千人の来場があるとし、「バスツアーは若干少ないが、乗用車での来場はコロナ前の水準に戻りつつある」と説明した。

 「あじさいまつり」が再開されたと聞いて茨城県坂東市から訪れた女性(79)は、「同園のアジサイが満開の光景は圧巻で、毎年楽しみに足を運んでいる」という。権現堂桜堤の四季の花々を撮影しているという栃木県小山市の男性(62)は「目当てのアナベルはまだ時期的に早いので、シーズン中に何回か足を運びたい」と話した。26日まで開催予定。アジサイは今月末まで楽しめるという。

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