埼玉新聞

 

「訳あり」だけどLLサイズ 降ひょう被害のトウモロコシを販売 深谷市役所で17日までの平日

  • 予想以上の人気を集めた訳あり深谷産トウモロコシの販売=深谷市役所(同市提供)

 深谷市役所本庁舎ピロティ・市民広場で、2日の突風と降ひょうで傷が付き通常出荷ができなくなった深谷産トウモロコシの販売が9日から始まった。期間は土、日曜日を除いた17日まで。時間は共に午前10時からになる。価格は1箱1200円(税込み)。

 同市とJAふかや、JA埼玉岡部が合同で実施している「農業王国ふかや」農業者応援キャンペーン。被害を受けた場所は同市西部地域。突風や降ひょうで収穫時期を迎えたトウモロコシの茎が折れたり、倒れたり、実も傷付いた。出荷ができない農産物の消費拡大と被害に遭った農業者を支援していく。

 初日の9日、午前9時ごろから購入者が集まり始め、約150人が並んで同10時からの販売開始を待った。訳ありトウモロコシは予想以上の人気で、用意していた260箱では足りず2回追加し、計472箱が1時間ちょっとでさばけた。1人平均2箱を購入し、8箱買った人もいた。

 天候により販売個数はその日によって異なり、種類も選べない。しかしLLサイズは変わらないという。販売期間中、購入者先着70人にキュウリの袋詰めをプレゼントする。

 関係者は「鮮度が落ちるのが早くなるので早いうちに食べてもらいたい」とアピールする。

 また、同市岡の「道の駅おかべ」でも12日午前10時から訳ありトウモロコシ「味来」を13本入り1セットを千円(税込み)で販売する。朝収穫したトウモロコシで1人1セットになる。約500セットずつ用意する。

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