埼玉新聞

 

<高校サッカー>主力9人欠いた立教新座、パスワーク苦戦も白星つかむ 大宮南に2―1 県総体3回戦

  • 立教新座―大宮南 前半28分、先制ゴールを決めて喜ぶ立教新座のFW葉葺(9)

 (第3日、11日・昌平高校ほか)

 3回戦8試合を行い、プリンスリーグ関東1部で首位につける昌平は、浦和東に4―0で完勝。立教新座は2―1で大宮南を破り、それぞれ8強入りした。

 細田学園は、関東大会県予選で準優勝の武南に2―0で快勝。狭山ケ丘は2―1で浦和南に競り勝った。このほかに武蔵越生、正智深谷、成徳大深谷、西武台が準々決勝に進出した。

■厳しいチーム状況「上を見ずに挑戦」

 主力9人をけがで欠いた立教新座は、泥くさく戦い勝利を収めた。前田監督は「サッカーの本質的なところである結果を求めた」と語った。

 前半28分、「3トップに蹴ることを意識した」という金沢の右クロスの流れから葉葺が決めて先制。だが、後半3分に失点して流れが傾いた。パスワークがうまくいかず、拙攻が続く中、同26分に清水が見せた。「相手のペースだったからやってやろうと思った」と、古里からパスを受けてドリブルで持ち込むと左隅に勝ち越しのゴールを決めた。

 苦しいチーム状況は続くものの、今野主将は「厳しい中だからこそ上を見ずに挑戦したい」と地に足を着けて戦う。

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