埼玉新聞

 

1カ月以上大幅に前倒し…30%還元キャンペーンが終了 さいたま市の地域通貨「さいコイン」 2日に上限の総額10億円に達する 「予想以上に反響、この週末に終わることは予測できなかった」

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    「さいコイン」30%還元キャンペーンが終了

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  • サービスが始まった「さいたま市みんなのアプリ」のテスト画面(さいたま市提供)

 さいたま市が政令指定都市で初めて運用しているデジタル地域通貨「さいコイン」で、2月7日から実施していた決済額の30%分のポイント(たまポン)が還元されるキャンペーンが2日に終了した。還元額の上限が総額10億円に達したためで、4月24日までだった当初の対象期間から大幅に前倒しになった。今回のキャンペーンで付与されたポイントは「たまポン」の加盟店で5月31日まで利用できる。

 市地域活性化推進室によると、2月26日時点では3月中旬ぐらいの終了見込みとし、さいたま市みんなのアプリやアプリの運営会社「つなぐ」のホームページなどで通知していて、その後、ペースが加速していったという。週末に使われる傾向があったが、だんだんと平日の決済額も増えていき、同室の担当者は「予想以上に反響があった。この週末に終わることは予測できなかった」と話していた。

 さいコインはチャージした際に3%(現金は2%)分のたまポンがつく。初回1万円以上のチャージで最大4千ポイントをもらえる、これまでのキャンペーンは今月31日まで継続している。

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