埼玉新聞

 

豊かな自然を大切に、カヌーに乗ってごみ拾い 小、中学生30人が参加、鴻巣・元荒川で環境教室

  • たも網を手に、カヌーに乗ってごみ拾いに向かう子供たち=鴻巣市の元荒川

 鴻巣市はカヌー体験とごみ拾いを通して豊かな自然を大切にしてもらおうと、榎戸堰(ぜき)周辺で市内の小、中学生を対象に「元荒川カヌー環境教室」を行った。

 参加した約30人の子どもたちはたも網やごみ袋を手にカヌーで出発。すぐに慣れた様子で、「そこに浮いている」「大きいのがある」と声を掛け合いながら川に浮く空き缶やペットボトル、発泡スチロール製の箱などを次々と拾い集めていた。

 続いて堰の下流に移動した子供たちは川や川岸の生き物を探して観察、ドジョウやヤゴを見つけて大はしゃぎしていた。

 生き物が大好きという小学5年生の稲原健斗君は弟の小学4年生の爽斗君と参加。思っていたより在来種が多かったことに驚いた様子で「川をきれいにできてよかった」と満足そうに話した。

 環境教室に毎回協力している「元荒川カッパの会」ではスタッフの子どもたちも大活躍。ライフジャケットの着方やパドルの扱い方などを教えたりして環境教室を支えた。

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