埼玉新聞

 

4月から運賃を改定 国際興業バス 埼玉県内の初乗りが200円→220円に 定期は通勤1カ月が8920円→9810円に

  • 国際興業バスのイメージ(20200814付から)

    国際興業バス

  • 国際興業バスのイメージ(20200814付から)

 国際興業(東京都中央区)は4月1日から県内の乗合バスの運賃を改定する。

 初乗りが現行の200円から220円、定期券(通勤1カ月)が8920円から9810円に10%引き上げられる。

 同社は、路線バス事業が少子高齢化やマイカー・自転車利用との競合で利用者数が年々減少し、運転士不足に伴う人件費増加や燃料費高騰に加え、定期的な車両代替や昨年の新紙幣対応の両替機更新などが重なったためとしている。 県内の路線では2023年3月16日に約26年ぶりの運賃改定を実施。運転士の待遇改善など一定効果が得られたものの、採用面ではさらなる待遇改善が求められており、公共交通としての安全・安定的な継続のため、国に上限運賃改定認可を申請していた。2月25日に国土交通省関東運輸局から認可が下り、改定に踏み切った。

 23年度輸送人員は約6400万人、3億8800万円の赤字だった。

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