【マンガで習ッチャオ!#24完】伝統文化、あめ細工を体験 初心者はウサギから
ユニークな習い事や、憧れの仕事について学べる学校などを体験取材して、記事と漫画で紹介します。芸人兼漫画家のチャーミングじろうちゃんと一緒に習ッチャオ!
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東京・浅草にある「アメシン花川戸店」で、熱して軟らかくしたあめを素手とはさみで美しく造形する日本の伝統文化「あめ細工」の体験教室に参加しました。
修学旅行生やインバウンド(訪日客)に人気で、店長の鷲頭涼太さんらあめ細工師が実演しながら教えてくれます。
初心者はウサギを作ります。ゴルフボール大に丸めたあめを棒の先に刺します。冷えて固まるまでの約3分間が勝負。鷲頭さんは、はさみで両耳と4本の足、しっぽを切り出します。引っ張ったり曲げたりして形を整えると、今にも走り出しそうなウサギの完成です。
最終回を迎えて気合十分のチャーミングじろうちゃんが挑戦。まず練習用の茶色いあめで2体作ります。
熱さとあめが垂れてくることに苦戦しつつも1体目が完成。足が短くてずんぐりとしていますが、しっかりウサギになりました。これに気をよくしたのか、2体目は顎や足の角度など細かいところを表現しようとしましたが、かえってうまくいきません。
いよいよ白いあめを使った3体目。「とにかく急いで6カ所を大きめに切る」「最後に整える時間を残すとうまくできる」などのアドバイスを頭に入れて、じろうちゃんは手を動かします。終盤、後ろ足の角度を調節していたら、ポキっと折れてしまいました。
「有終の美を飾りたかったのに…」とうつむくじろうちゃん。鷲頭さんは「一人前になるには数年かかります。最初にしては上手ですし、折れた足はくっつけられます」と慰めてくれました。
【メモ】体験教室は予約が必要。問い合わせは同店、電話080(9373)0644。
【チャーミングじろうちゃん】1977年福岡県生まれ。お笑い芸人兼漫画家。電子書籍で「本当にあった芸人生活」(ぶんか社)、「じろう、母乳出ちゃいそうです。~お笑い芸人育児日記~」(同)が発売中。