狭山市など県西部で枝豆の収穫が最盛期を迎えている。甘みやこくを含んだ味わいが特長で、首都圏や中京の市場へ出荷する。
同市堀兼の佐野一義さん(50)の畑(1・2ヘクタール)では、ふっくらとした実を包んだ緑色のさやが育った。地面から茎ごと抜き取り、選別して300グラムずつ袋詰めにしていく。
JAいるま野によると、狭山市を中心にした川越市、ふじみ野市、三芳町などは県内有数の枝豆の生産地。同JA管内では農家約240人が計140ヘクタールの畑で栽培している。
食味が豊かな品種は「いるまめ」として販売している。出荷は9月上旬ごろまで続く。