熊谷地方気象台は8日午後5時11分、埼玉南部、北部、秩父地方に大雪注意報と着雪注意報を発表した。8日夜のはじめ頃から9日未明まで大雪や電線等への着雪に注意するよう呼びかけている。

　国交省、気象庁、NEXCO東日本は、関東甲信地方で8日夕方から9日明け方にかけて、山沿いや山地を中心に平地でも大雪の恐れがあるとし、冬用タイヤの点検や予防的通行止めを実施する場合もあると合同発表した。午後7時52分現在、新東名高速道路では雪のため一部区間で通行止めとなっている。

■大雪に関する埼玉県気象情報（8日午後4時32分　熊谷地方気象台発表)
 　埼玉県では、９日未明にかけて雪や雨が降り、大雪となる所があるでしょう。積雪による交通障害や路面の凍結に注意・警戒してください。また、架線や電線、樹木への着雪に注意してください。
［気象概況］
　関東甲信地方の上空約1500メートルには、氷点下3度以下の寒気が流れ込んでいます。また、低気圧が東海道沖にあって東北東へ進んでおり、9日朝には関東の東に進む見込みです。このため、埼玉県では、9日未明にかけて雪や雨が降り、大雪となる所があるでしょう。
［雪の予想］
　8日午後6時から9日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
　南部　　　5センチ
　北部　　　5センチ
　秩父地方　10センチ
予想より地上気温が低くなった場合や、降水量が多くなった場合には、南部・北部では警報級の大雪となる可能性があります。

■大雪に関する関東甲信地方気象情報（気象庁発表）
　関東甲信地方では、9日明け方にかけて、山沿いや山地を中心に、平地でも大雪となる所があるでしょう。
［雪の予想］
　8日午後6時から9日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、
関東地方北部の山地　　　    10センチ
関東地方北部の平地　　　　 8センチ
箱根から多摩地方や秩父地方にかけて
　　　　　　　　　　　　　 10センチ
関東地方南部の平地　　　　 5センチ
甲信地方　　　　　　　　    10センチ
［東京の雪の予想］
　8日午後6時から9日午後6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、、
　　東京23区　3センチ
　　多摩北部　5センチ
　　多摩南部　5センチ
　　多摩西部　5センチ

＝埼玉新聞WEB版＝