女児死亡…両脚骨折で歩けないのに放置した母 女児は次女3歳 検察が起訴 通報した交際男、警察署で自殺
2022/06/21/00:00
春日部市の自宅で昨年12月、女児が両脚を骨折し歩行不能と知りながら放置した事件で、さいたま地検は20日、春日部市下蛭田、無職の母親(31)=傷害で公判中=をさいたま地裁に起訴した。
起訴状などによると、母親は昨年12月13~22日までの間、次女=当時(3)=の両大腿(だいたい)骨が骨折し歩けないことを認め、生存に必要な保護をすべき責任があったにもかかわらず、同月29日までの間、放置し保護しなかったとされる。
県警によると、同月29日、同居していた交際相手の男=当時(37)=が119番通報したが、次女は搬送先の病院で死亡が確認された。
県警は同月30日、暴行の疑いで母親と男を逮捕し、2人はいずれも起訴されていた。男は3月19日、留置先の春日部署で自殺。5月31日、保護責任者遺棄の疑いで母親を再逮捕した。