埼玉新聞

 

家電量販店「でんきち」500万円相当の家電セット寄贈、さいたまのウクライナ人に 必要な人に順次提供へ

  • 生活家電セットを寄贈したでんきちの宮貴広社長(右)とさいたま市の清水勇人市長=17日、さいたま市役所

 家電量販店を運営するでんきち(本社・さいたま市中央区)は17日、ロシアの侵攻でさいたま市内に避難するウクライナ人への支援として、冷蔵庫や洗濯機などの生活家電セット総額500万円相当を同市に寄贈した。同日、さいたま市役所で寄贈式が行われ、同社の宮貴広社長、清水勇人市長らが出席した。

 同社が寄贈したのは、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、テレビの生活家電4点セット計20世帯分。単身世帯用とファミリー世帯用の2種類のセットを用意した。市内には17日現在で8人のウクライナ人が避難しており、市営住宅などに入居している。今後新たに避難してくることも想定して、家電セットを必要な人に順次提供していくという。

 宮社長は「地元企業として何かお役に立てればと思い、寄贈させてもらった。慣れない場所でも快適に生活してもらえるよう、家電を通じて支援できれば」。清水市長は「避難民の方が生活していく上で大きな力となる。今後市内に避難されるウクライナの方々の支援のため、大切に活用させていただきます」と話していた。

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