埼玉新聞

 

木造建築の魅力発信 ポラスグループ 埼玉・吉川に複合施設完成 住宅展示場や木造建築の研究棟、地域住民の交流スペースも

  • ポラステクノシティ内の展示場にあるモデルハウスの室内=6日、吉川市高久

    ポラステクノシティ内の展示場にあるモデルハウスの室内=6日、吉川市高久

  • ポラステクノシティ内の展示場にあるモデルハウスの室内=6日、吉川市高久
  • 【地図】吉川市(背景白)

 住宅事業のポラスグループ(越谷市)が、JR武蔵野線の吉川美南駅東口周辺地区土地区画整理事業地内で建設を進めていた「ポラステクノシティ」(吉川市高久)が1日にオープンした。同シティは住宅展示場をはじめ、木造建築の研究棟や、同じく木造による地域住民の交流スペースも設けられたオフィス棟などが集積した複合施設で、木造建築の魅力を発信する情報拠点となる。

 敷地面積約6千平方メートルのポラステクノシティには、ポラスグループ6カ所目となる単独の展示場「体感すまいパーク吉川美南」が完成し、注文住宅のモデルハウスを紹介する。敷地内の他3棟はいずれも木造建築で、住まいに関する技術展示スペースと地域住民の交流の場となるイベントスペースを設けた「オフィス棟」、同グループのシンクタンクのポラス暮し科学研究所が入る「研究棟」、実物大の住宅を収め、その中で実験が可能な「実験棟」から構成される。

 展示場には、三つの注文住宅ブランドのモデルハウス4棟をそろえ、それぞれのコンセプトに沿った木造建築の魅力を実際に見ることができる。宿泊体験も可能。展示だけではなく、ポラスグループの技術力や取り組みを伝える複合施設のメリットを生かし、成約を強化していく。年間120棟の受注を目指すという。

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