埼玉県は11日、0歳の男児がはしか(麻疹)に感染したと発表した。今年、県内ではしか患者が確認されたのは初めてで、発生は約4カ月ぶり。
県感染症対策課によると、男児は6日に発熱や発疹など、はしかの症状が現れ、医療機関を受診。10日にPCR検査で、陽性反応が確認された。自宅療養で現在は快方に向かっているという。
男児は今年1~2月にかけて、ベトナムに約1カ月間滞在。予防接種歴はなかった。今月8日に戸田市内の商業施設を利用していた。
同課は、症状からはしかが疑われる場合は事前に医療機関に連絡し、マスクを着けて速やかに受診するよう注意を呼びかけた。