埼玉新聞

 

しまむら好調 営業利益146億円超 インフルエンサー企画、SNS販促など展開 第1四半期、過去最高に

  • しまむら第1四半期、営業利益が過去最高

 衣料品大手のしまむら(さいたま市大宮区)が27日発表した2022年3~5月期連結決算は、営業利益が前期比12・3%増の146億1500万円で、第1四半期としては過去最高益となった。

 売上高は前期比4・8%増の1493億1900万円で過去最高。主力のしまむら事業は自社開発ブランド「CLOSSHI」の定番アイテムを強化。サプライヤーとの共同開発ブランドの品ぞろえも拡充した。インフルエンサー企画やキャラクター商品を積極的に展開した。SNS販促では「TikTok」の公式チャンネルを開設し、ホームページやアプリもリニューアルした。お出かけ用アウター衣料と靴、バッグ、帽子が売り上げを伸ばし、夏物の肌着や靴下も好調だった。

 店舗開設、閉店はなく、1421店舗で営業。既存店売上高は前年同期比3・7%増、客数は1・2%増だった。

 原材料高騰は第1四半期の仕入れ原価への影響は軽微としているものの今後、影響が強まることを想定し、各種対応を進めるとしている。23年2月期の連結業績予想は従来予想を据え置いた。

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