営業禁止地域で店舗型性風俗店を営んだとして、県警繁華街・歓楽街総合対策推進本部（保安課）と川口署は27日までに、風適法違反（禁止区域営業）の疑いで、川口市西川口1丁目のビル内に設けられたマッサージ店「夢心地」を摘発、いずれも経営者で、中国籍の妻（45）＝川口市並木2丁目＝と夫（45）＝同＝と、従業員で中国籍の女（42）＝同市中青木2丁目＝の計3人を逮捕した。

　妻、夫の逮捕容疑は共謀の上、「夢心地」で不特定多数の男性客に対し、4月6日に42歳女に性的マッサージを行わせ、5月28日には妻が性的マッサージを行い、営業禁止地域で店舗型性風俗店を営んだ疑い。42歳女の逮捕容疑は4月6日に店舗内で男性客に性的マッサージを実施し、風俗店の営業をほう助した疑い。県警は認否を明らかにしていない。

　保安課によると、同店はホームページで「メンズエステ」などとして男性客を勧誘。60分8千円～180分2万5千円のコースをうたい、開店した昨年12月から2千万円以上を売り上げていた。42歳女以外にも従業員は数人いるとみられる。同店のホームページには「性的サービスは一切行っておりません」と記されていた。

　今年4月ごろ、県警が営業禁止地域内に看板を出して違法なマッサージを行っていると思われる同店を把握し、捜査していた。

　県警は妻らが他にも複数店舗を経営しているとみて、余罪を視野に調べる。