<新型コロナ>埼玉1025人感染33日ぶり大台 会食の区役所職員ら拡大 与野高校30人感染で学校閉鎖
埼玉県などは29日、新型コロナウイルス感染者を新たに1025人確認したと発表した。5月27日の1054人以来、33日ぶりに千人を上回った。県によると、80代女性1人が死亡した。感染者の内訳は、県発表539人、さいたま市283人、川口市100人、川越市35人、越谷市68人。
これまでに確認された感染者は56万8504人(チャーター便帰国者含む)、死者は1663人(29日午後7時現在)。28日夜時点の重症者は0人、感染者の入院は196人、ホテル療養243人、自宅療養4323人。退院・療養終了は56万531人。
県管轄で詳細が判明したのは、未就学児~90代の男女539人。うち、みなし陽性は17人。クラスター(感染者集団)関連では、児童施設で児童1人が感染し、計8人になった。また新たに高齢者施設で入所者8人、職員1人が感染した。会食で感染したとみられるのは10~50代の男女3人。ワクチンを3回接種していたのは10~90代の男女172人、2回接種は10歳未満~60代の男女124人だった。
県教育局によると、県立与野高校で生徒28人と教職員2人が感染し、7月1日まで学校閉鎖を実施する。そのほか県立学校6校で児童生徒14人が感染し、学級閉鎖を7件行った。
さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~90代の男女283人。このうち2人が中等症。同市は、岩槻区役所福祉課の20~50代の男性職員7人の感染を発表した。感染した職員らは22日と24日の終業後に行われた会食に参加しており、会食の際に感染した可能性が高いとみられる。
川口市によると、新規感染は10歳未満の未就学児から70代までの男女100人。学級閉鎖は市立高校の1学級のみ。
川越市によると、未就学児を含む10歳未満~70代の男女35人の感染を確認した。
越谷市によると、新たに感染が判明したのは、10歳未満から70代までの男女68人だった。