埼玉新聞

 

無料で楽しめる!幻想“古代蓮”富士見で見頃 志木駅から「ららぽ行き」バスで現地へ 4日間だけ咲く神秘

  • 早朝から咲き始め、昼過ぎには閉じる古代蓮の花=富士見市下南畑の難波田城公園

 富士見市下南畑の難波田城公園で、古代蓮がピンク色の大きな花を咲かせ、見頃を迎えている。例年、6月から7月にかけて午前中を中心に水面から伸びた茎から美しい花を咲かす。同公園の開園時間は午前9時だが、7月9日までの毎週土曜日は午前6時30分から開いており、散歩に訪れる市民らの心を和ませている。

 古代蓮は同公園の蓮池(約300平方メートル)に植栽されている。1本の蓮が花を咲かせるのは4日間だけ。いずれも早朝に咲き始め、昼過ぎには閉じる。ただ、次から次と花が咲くことから、長期にわたって蓮の花を楽しむことができるという。

 同公園の難波田城資料館によると、蓮池の古代蓮は2009年に行田市の「古代蓮の里」から譲渡された株を植栽し、育ててきた。花の咲く時期には、週末の開園時間を繰り上げ、来場者に幻想的な空間を提供している。同館は「今年は葉が低く、花が良く見えます」と来場を呼びかけている。

 同園は入園無料。車利用は関越所沢インターから約8キロ、東京外環和光北インターから約9キロ。バス利用は志木駅東口から東武バス「ららぽーと富士見行き」で「難波田城公園南口」または「興禅寺入口」下車、徒歩5分~7分。鶴瀬駅東口から市内循環バスで「難波田城公園」下車すぐ。

 問い合わせは同資料館(電話049・253・4664)へ。

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