埼玉新聞

 

脳にインプットしたにおいを再現 さいたま市北区の「香り技術研究所」 シャンプーや柔軟剤の香りだけでなく強烈な刺激臭を発するスカンク、アルパカのつばなどの匂いも創出

  • 調香する(右から)シニア調香師の渡辺武志さん、調香師の鎌田耕旬さん。左は横山弘所長=さいたま市北区宮原町のプロモツール「香り技術研究所」

    調香する(右から)シニア調香師の渡辺武志さん、調香師の鎌田耕旬さん。左は横山弘所長=さいたま市北区宮原町のプロモツール「香り技術研究所」

  • 調香する(右から)シニア調香師の渡辺武志さん、調香師の鎌田耕旬さん。左は横山弘所長=さいたま市北区宮原町のプロモツール「香り技術研究所」

 香料や香りを拡散する放香器を製造販売するプロモツール(本社・東京都文京区)。大手航空会社の空港内ラウンジや高級ホテルなどにオリジナルの香りを提供し、おもてなし空間を創出したり、店舗でシャンプーや柔軟剤などの香りをワンプッシュで確認できる「アロマテスター」の製造販売の柱事業のほか、害獣が嫌う匂いを使った忌避剤を製品化するなど新分野にも力を入れている。その拠点となるのが2023年7月にさいたま市北区宮原町に開設した「香り技術研究所」だ。香りで生活を豊かに―。調香師たちは日々、こんな思いで研究開発に励む。

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